Awabi ware
アワビ ウエアと、聞いて何だろう?って思いませんか。
私はてっきり、鮑(あわび)だと思って、焼き物に面白い名前を付ける方だなぁ、
と思いました。
そして、実はそれが、淡路島美術大学を略して「あわび」なのだと知って、
ちょっと膝をたたきました。
作家は岡本純一さん。
出身はむさび、でした。
でも、今はその名前にだけではなくて、岡本さんの考えていること、
実践していることに、大いに膝をたたきたい気持ちです。
Q
Awabi wareさんは、「工房からの風」にどのような作品を出されますか?
A
冬支度少し前の季節。
厳しい冬の寒さも、楽しく温かく過ごせるような耐熱のお皿と
ココット鍋をメインに出品します。
岡本さんの器、とてもしっかりとしています。
しっかりというのは、かたちが熟していて、色合いが心地よく、
すうっと暮らしの中にとけ込んでいくようなうつわ。
違和がないのに、新鮮であるって、
とてもしっかりとした美意識と技術がないと生まれないように思うから。
新作の鍋類も、期待です。
Q
Awabi wareさんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
始まる前は突風。始まってしまえばそよ風。
終わってしまえば、また突風。
威勢のいい突風、
岡本さんならいい感じにふくらませていきそうですね。
東京で現代美術作家として発表の機会を得ていた岡本さんが、
3年半前に家族4人で故郷の淡路島に戻り、
その地で「あわび」を立ち上げて、暮らしと制作を響かせて生きていく姿。
「風の音」にも、寄稿していただきましたが、
淡々と滋味深く綴られている文章、その思いも
ぜひお読みいただければと思います。
Q
岡本さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?
A
旅人とか。
あ、いらっしゃいましたね、ほかにも。
このかた〇や、このかた〇など・・・
Awabi wareさんのホームページはこちらになります。 → ☆
出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入って、下草萌える空間。
周りには、結城琴乃さんや、遠藤章子さんのブースがあります。
対面は「トキニワカフェ」。
当たりの強い場所!ですけれど、岡本さんならそれもまた、楽しんでくださることでしょう。